5W1Hを元にしたアイディアの作り方

5W1Hの思考のフレームワークとは?

5W1Hとは、ビジネス、ディベート、ディスカッション、様々な部分で用いられる思考のフレームワークです。

もっとも単純にして、最強のフレームワークだと思っています。

5WとはWhy, What, Where, When, Who 1HとはHow のことであり、1つの問題、課題に対してこれらの問いを繰り返し投げかけていくことで それの本質にたどり着くことができます。

この思考のフレームワークは、日常生活のあらゆる面で使うことができます。

その使用例について考えていきましょう!

5W1Hを用いて効率的にアイディアを出してみよう!

前節では5W1Hを用いることで問題、課題に対する本質的な解決を行えると言いましたが、 5W1H効率的なアイディア出しにも役立てることができます。

いささか雑な例かもしれませんが、1つ動物園について考えてみましょう。

例えば、上司に「従来とは異なる、新しい価値をもつ動物園を考えて欲しい」と言われたとします。

さて、あなたならどのようにしてこの問題に取り組みますか?

大抵の人は、考え、思いついたものから挙げていくと思います。

しかし、それだと漏れが出るし、効率的ではありません。

そこで、5W1Hをうまく活用することで、非効率なアイディア出しをより効率的なものにすることができます! 主に、以下の3つのStepから構成されます

1. 従来の動物園のあり方を考える
2. Whyに対する理解を深める
3. Where, Who, When, Howを変える、逆にする

まず、従来の動物園のあり方をみてみましょう。

  • Why ... 動物のもつ魅力を通してお客さんに楽しんでもらう
  • What ... 動物を見せる場所
  • Where ... 特定の場所で(上野動物園なら上野)
  • When ... 日中(普通は午前から日が暮れるまで)
  • Who(Whom) ... デートのカップル、ファミリー、学校の遠足
  • How ... それぞれの動物を種類ごとに檻に入れて展示

といったところでしょうか。

アイディア出しをする場合、基本的にはWhy と Whatは揺らがないものとします。 すると、変える余地があるのはWhere, When, Whoですね。

どういう変え方をするかというと、まずWhyをよく考えることです。 この場合、動物の魅力でお客さんを楽しませることが目的であるということをよく理解する必要があります。

次に、5W1HのうちのWhy, What以外の要素を変えていきます。 Where ... 特定の場所で とありますが、Whyがお客さんを楽しませるということなので 特定の場所にこだわる必要は全くありません。 まず移動型動物園とか、そういう発想をすることができます。

すると、WhoもWhenもこだわることがないことがわかります。 Whenを日中から夜にすれば、デートで使うカップルはもちろんのこと、 もしかしたらサラリーマンが会社帰りに来るかもしれません。

また、Howも変える余地があります。 実際にある例ですが、猫カフェなどの動物カフェは動物園の本質を変わった形で提供しています。

こういった風に、5W1Hを元に考えることで、 従来とは違った価値のものを効率的に作り出すことができます。

以上!(厚切りジェイソン風)

by Taka MTK